2007年9月19日水曜日

東京の空 ~めぐりあい編~

前回書いた記事のような感じで日本の首都に行ってきました.

有楽町駅の目の前にある東京国際フォーラムっつうところで
展示会.

キャンギャルはすごい.
一日立ちっぱなしなんかオレには無理だ….
なんつー重労働だと思った.

まぁ,学校の事務方の人から
“君たちのポスターは学会発表用で,こういうところの展示には向かないよ~”
とか言われてたけど
周りとほぼ変わらんぜって話だった.
それでも,学術文化研究都市の大学なんかはかなり手なれたもんだったけど….
タイトルには工夫が必要だと思った.さすがに何の事だか分らん人多数.

展示会で自分らが説明するよりも,いろいろ話を聞いてる方が面白かったかな.

初日にSONYの社長が発表してたんだけど
感動した.
技術者に対する姿勢,大学と企業の在り方.
博士に求めるもの,修士に求めるもの.
//修士の教育カリキュラムに関しては,うちの学校かなり自信を持っていいと思う.
技術畑上がりの人が出世する会社の社長は,本当に技術者を大事にしてくれるんだと感じた.
ますますSONYが好きになりましたよ.

展示会にきた某大手の人は,“なぜそのシステムが売れない?”
なんつうことを聞いてきましたよ.
あまりにも上から目線で無礼だったので
“あなた方が売ってくれないからです”
と答えてあげた.
売るのはあんたらの仕事,オレらはその種を作るのが仕事
そういうことがわかってない人たちが
“産官学の連携”って言葉を使うのは,かなりむかつく.
その点についてもSONYの社長は言及してて,めちゃくちゃ共感いたしました.
企業風土の違いというか,なんというか….
企業で働くのだとしたら,件の某大手の会社には行きたくないなと思った次第です.
まぁ,この国の企業なんか大体そんなもんなんだろうが….

んで,HALを作った山海先生の講演があったのですよ.
超満員.オレなどは立ち見でした.
すっげー足が痛かったんだけど,興奮で忘れるくらいの最高の発表でしたよ.
やっぱ動くものは楽しいねぇ.
なんか,人の動かし方とかを教えてくれた.
//サイボーグではなく比喩的な意味で.
人っつっても,行政とかそっちの方面の人だけど.
でかい研究をするには,そっち方面の力も必要なんだなぁ
と,まだそんなにでかい研究じゃないから,他人事のように思った.
そんで,研究者としての超一流との差を思い知り
もらってる予算の話で,うちの大学も超一流足りえる人がいるのだと再認いたしました.
思い知ったのは思い知ったんですけど,無謀にも挑戦してみたくなった次第です.
まぁまだ,挑戦権すらもらえてないけど….

で,他の大学の展示は,素晴らしかったね.
特にお気に入りは
岩手県立大学と公立はこだて未来大学
すげーよ
赤外線通信と可視光通信だけど
岩手県立大学は西澤先生が初代の学長をしてたところらしく,すごいデバイスを作ってた.
公立はこだて未来大学は,引き算することで大きな結果を得るっていう手法っていうか発想に感動した.
なるほどなぁ.と思った.
やっぱ,“可視光”熱いわぁ.可視光いいなぁ.
何とか組み合わせられんかねぇ….

とまぁ,脳科学者の茂木さんの話は聞けなかったけど
かーなーり
面白かったですよ.
なんつっても,いろんな異分野の技術に触れられたところがよかった.
頑張ってやろうって気になりましたよ.

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