2009年1月26日月曜日

ある県知事選挙

昨日岐阜県で県知事選挙があったんだって
結果は知らない.

で,もう一個
地元で県知事選挙があったのさ.
正直,もう地元の人間ではないし,盆正月帰るだけの場所なので
県知事なんかはどうでもいいんだけれど

一応,気になってはいたのですよ
正直,もう前の県知事選挙から,
四年も経ったのかぁってくらいの感想しかわかなかったけれど

前回の県知事選挙
あれは,もうどうにもならん
どうにかしてくれって期待と
このままでいいやっていう諦めとが
入り混じった
まさに,美しい戦いだった.

県庁の情報公開,賄賂を追求できないマスコミ
長期にわたる実績,腐敗の温床ではあったけれどスムーズな公共事業
分かりやすい戦い
接戦に次ぐ接戦
明確な論点
あれほど,切り合った選挙戦はなかったと思う.
とても醜くて美しい戦いだった

まぁ,服部天皇の負の遺産のたまもの.
未だに,彼の人に足をすくわれ続けている地元がかわいそうではある.
そして,地元の若い連中はそんなことも知らないで生きてる….

環境税とか農業補助金の削減とか,かなり厳しい政策だったけど
借金を減らしたし,目に見える形で県庁の情報公開は進んでいた
オレは,その点で現職の知事を買っていた.
それこそ,服部時代の借金を少しづつだけれど着実に返して行っているように見えた.
あと四年はやらせてみるべきだったと思う.

結果を言うと,現職が負け,新人が勝った.
二人のマニフェストをさらっと見た
両者変わり映えのしない,争点の見えにくいマニフェストだった.
美しくない.

新人は,ただ変革,チェンジということをうたっていた.
パクリ丸出しのその宣伝文句に,嫌悪感すら抱いた.
県知事を目指す政治家たるもの,己の言葉で話をしろ.
そう思った.

二人のホームページを見てみた.
現職のページは,細かい数字まで出していて,具体的な目標と
最終的な到達目標が立てられ,資料としても見やすかった.
新人のページは,感情にのみ訴え,現職の非難ばかりだった.

責難は成事に非ず.
農業の補助金を戻し,福祉に金を当てる.確かにみんなが喜ぶ話だ.
ただ,その財源はどうするのか?
150億規模の財源を,人件費を削減して稼ぎ出せるはずがない.
また,借金を作らされるだけだと,なぜみんな分からなかったんだ….

今回の選挙には,民主党の小沢さんが出てきたらしい….
国政選挙と同じだとか言ったらしい….
県知事選挙と国政選挙をいっしょくたにするな.
国を考えるのと,県を考えるのを同じ視線で見るなよ….

どう見ても,現職の知事の方が現実的なことを言って
ビジョンを示していただけに,ちょっと残念だ.

有名人が来たからとか,自民党が嫌いだからとかで
新人を選んだとすれば,あそこの県民は心底馬鹿なんだろう….

いや,まぁ,本当にどうでもいい県のこと.
もう,きっと,そこでは生きていかない場所のこと.
それでも,親せきや友人や友達や知り合いが住んでて
大丈夫かよ,とは心配になった.
オレが県知事選挙に出たなら,とか妄想してみただけ….

あと,選挙に行ってないって言ってる人がいたけど
最悪か,悪いかどっちがいい?って選択肢しか提示されてないんだったら
悪い方がいいって言いに行くのが選挙だと思う.
“両方嫌だ,だから投票しない”
じゃ,何にもならないぜ
せっかく,意思表示できるんなら,例え悪い方にでも
“最悪よりはいい”っていう意思表示はするべきだったと思うよ.
それこそ,言わないよりはマシってレベルだけれど….

まぁ,実際に生活をしない,部外者からの視線だけど,ね.

なんにせよ,とっとと,いい県にして欲しいものです.
人材が外に出ていきまくりの県じゃ,どうにもならないだろうけどね~

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